お米がおいしくない話

最近うちで出てくるお米がおいしくない。
これは私にとって死活問題だ。
日々の喜びが失われてしまったんだ〜!

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私が感じているおいしくないお米というのが何か説明しよう。

まずツヤがなくて見た目においしくなさそう。炊きたてに「ホワッ」と広がる甘い香りは全くない。口に含むとヌカのような、爽やかでないにおいが残る。炊きたてはまだしも、少し古くなると雑菌が混ざったような何とも強烈なにおいがして、せめてチャーハンかチキンライスにしなくちゃ食べられない。おいしくないのだ。
 
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ご飯の味を決める要因はおそらくこの4つ。
水、炊飯器、炊き方、米。


水は実家の水道水を使っている。前から良くはないが悪化してもいないので原因ではない。

食感が著しく変化したわけでもないし、炊く人も変わっていないことから、炊き方や炊飯器に原因があるわけではないと思われる。一応炊飯器のニオイをかいだり洗ったりしてみた。
 
つまり、買ってきたお米に難があるようなのだ。


しかし家族中の誰もがその事を共感してくれない。
なんてこった。


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逆に私の思うとてもおいしいお米というものを説明しよう。

まず炊飯器をあけると「ホワッ」と甘い香りが広がり思わずヨダレがわく。お米はツヤツヤと光って一粒一粒が凛と立つ。一口食べると甘味と旨味がフワリと広がり、後味は爽やかにぬける。白ご飯だけでも美味しいし、納豆、海苔、味噌汁、漬物、生卵などのあらゆる素材とシンプルに組み合わせるだけで大満足のおいしさだー!!

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さて、ここまで読んでどれだけの方が私のこの苦しみをわかってくれただろうか。お米がまずいという事がどれだけアンハッピーかということを、どれだけの方が共感してくれるだろうか。


もし共感できない、という方がいらしたら、ぜひおいしいご飯の喜びを知ってもらいたい。日本人であることに細胞の一つ一つが喜びを覚えるような、そんなおいしいお米を知ってもらいたい。

しかしそんなお米を1週間も食べると、他のお米になった時にゲロまずくて食べられなくなる可能性があるのでそこはご了承願いたい。ありがちなのはファミレスの米。あれはたいがいゲロまずい。



どこに標準を置くか、何に幸せを感じるか、という話になってくる。


私の友人で、こんな主張をするやつもいる。「普段から美味しいもの食べてると本当に美味しいものに出会ったときの幸せレベルが下がるからさ、特別な時に感動できるように普段は美味しくない物をあえて食べてるんだ」と。


けど私はお米にはハレの日よりケの日の美味しさを求めたい。毎日ご飯で幸せを感じたい。だからちゃんと、おいしいお米を買おう。そう強く思うのでした。誰から買おうかなぁ。


そんな話でした。